リフォーム手順の内容確認① 必要事項の発生から相談者の選定まで
もくじ
はじめに
住環境改善が必要
現状の調査
資金計画
相談者の選定
まとめ
はじめに
リホーム工事の手順を確認しましょう。
現場によっていろいろあるでしょうが、おおむね次の通りです。
- リフォームなどの住環境の改善が必要な事柄が発生
- 現状の調査と計画の検討(施主側の視点でできる範囲内で)
- 資金計画(施主側の視点でできる範囲内で)
- 相談者(設計者・施工者)の選定
- 専門家に相談
- 設計・仕様決定(計画のすり合わせ、検討、決定)
- 工事施工(現場打合せ、現場確認)
- 検査、確認
- 取り扱い説明の実施
- 費用の支払い、引き渡し
今回は1~4までの項目について考えていきます。
住環境改善が必要
リフォームや建て替え、新築などの行動を起こす場合、何かの理由がある事が多いです。
それは、どのような事でしょうか。
色々な理由があると思います。
・老朽化などにより修繕が必要。
・家族が増える。
・定年などで、実家に帰るなど、生活環境が変わる。
理由をはっきり意識して、改善するとよさそうです。
現状の調査(施主目線での調査)
先ずは、ご自身で、自宅の状況を確認してください。
状況によって、建て替えかリフォームか、大きな方向が決まります。
当然、専門家に見てもらってからの判断で良いですが、場合によっては、専門家の都合の良い方向に誘導される可能性があるので、注意です。
いずれにせよ、大きなお金が動く事ですので、施主目線で確認する事が必要です。
・家全体の傾きなどの確認。
・床の不安定さの確認、大きなたわみの確認。
・雨漏りの有無の確認。
・柱の傾斜、建具の開閉不良の確認。
(地盤沈下などの確認のため)
・柱や梁の虫食い、腐朽状態の確認
(外国産の材料を使っている可能性が高い場合、特に注意)
・設備関係の不具合確認。
感覚的な物でも良いので、目視や打診、計測なども併用して確認してください。
資金計画(概略)
工事には、資金が必要となります。
当然、工事内容によって、かかる費用は大きく変わりますが、概ねの段取りを実施します。
融資を受ける場合、相談相手は、取引のある銀行等に相談する事が良いでしょう。
私もローンアドバイザーの資格を持っていましたが、貸出実行をする人の方が、良さそうです。
銀行の融資実績から、世間一般的な工事金額や、最大借入可能額などが判ります。
後々、工事の内容、仕様を決定する時に、予算組みが必要となります。
相談者(設計者・施工者)の選定
リフォーム工事、建築工事で一番重要な項目です。
この時点で、概ねの結果が決まると言っても、過言ではないです。
どのように決めるかは、相性の問題などもあって、非常に難しいですが、注意する事を書いていきます。
・必ず、ご自身で、相談者の事を調べたり、検討したりする。
案外、この工程を実施しない人が多いです。必ず調べてください。
・評判や実績などを考慮する。
・宣伝やCMに騙されない。
宣伝やCMはお金を出せばだれでもできます。
信用できる証拠とはなりません。
また、経費が掛かるので、CMなどが過剰な企業は割高になります。
・営業は営業のプロであり、建築の専門家ではない。
営業と相性が良いからと言って、良い工事ができるとは限らないです。
設計者や施工者などの専門家と、一度話をしてみると良いでしょう。
・紹介の場合、紹介者の信用も考慮する。
人それぞれ感覚が違うので、紹介者の事も検討してください。
まとめ
基本的にリフォーム工事や建て替え工事などは、大きなお金がかかる事です。
他人任せにせずに、まず自分てで、色々調べる事が重要です。
また、相談者(設計者・施工者)の選定は慎重に行う事が重要です。
特に、リフォームは、大手だから、専門店だから、と言うう理由では、信頼する理由が弱いです。
再度、大きなお金を掛けて行う事ですので、慎重に、後悔しないように行動をする事をお勧めします。
<関連コラム>
・住宅リリフォームの手順の中の「設計」に注目してほしい
人気コラム