田舎への移住サポートと空き家の利用 失敗や後悔をしないために
もくじ
1.はじめに
2.移住事情と地域選び
3.移住コンシェルジュ利用のメリット
4.空き家活用ののポイント
5.まとめ
1.はじめに
田舎への移住に期待することは何でしょうか。
・海で魚釣りをしてのんびり暮らしたい。
・畑で野菜を作ったり、花を育てたりして、自給自足に近い生活をしたい。
・山登りや、スキーなどのレジャーを楽しみたい。
都会の便利さはありませんが、田舎暮らし特有の楽しみは、たくさんあります。
ここでは、田舎に移住するならというう視点で、空き家活用のポイントを中心に述べていきます。
2.移住事情と地域選び
2014年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が制定され、空き家などの利用が推進されました。
各市町村では、空き家の情報を公開し、利用を促進する事となり、同時に、移住コンシェルジュと言われる、移住推進部署を設ける自治体も出てきました。
移住受け入れ自治体の中でも、支援の程度にばらつきがあるものの、移住コンシェルジュの存在するメリットは大きいと言えます。
移住の目的に合った地域を探すと共に、移住推進制度や補助金の有無を選定時に検討すると良いでしょう。
3.移住コンシェルジュ利用のメリット
田舎では産業として、農業や漁業などの集団で作業するものがほとんどでした。
その影響があるのか、地域の繋がりが強く、独特の風習がある場合もあります。
そのような情報は、通常は、住まないと判らないです。
そこで、地域の特徴など、不動産情報ではわからないな情報を移住コンシェルジュに聞いてみると良いでしょう。
地元の人が多いので、いろいろと教えてもらえると思います。
その他にも、自治会の情報や、ゴミ出し事情、買い物事情など生活に必要な情報提供をしてくれたり、トラブルにならないように調整サポートなどを実施してもらえるでしょう。
仕事探しのサポートをしている自治体もあるようです。
4.空き家活用のポイント
空き家利用の他にも、住宅新築やリフォーム済中古住宅購入などの選択肢がありますが、今回は空き家活用をメインに記述していきます。
空き家活用と言っても、賃貸物件と売買物件があります。
田舎住まいでは、車が無いと不便な場合があります。
将来、便利な都会で生活するのであれば、元気なうちは借家で田舎暮らしを楽しむという方法があります。
失敗しないように、お試しとして借家を借りる事も良いでしょう。
細かい事は、話し合いになるでしょうが、基本的にお金儲け目的の人が少ないので、安価に良い条件で借りることができると思います。
売買の場合は、物件選びに注意が必要です。
注意点は次の通りです。
・物件の価格に注意する。
基本的には家所有者が値段を付けるため、掘り出し物件がありますが、逆に相場以上に高価な物件もあります。
・補修が必要か確認する
補修が必要かを記載している自治体が多いです。注意事項は次の通り。
*雨漏り履歴がある場合は、損傷が激しい可能性がある。
*排水の様式に注意する。下水道や浄化槽未設置の場合、水洗トイレなどに改修すると、費用が多くかかる。
*床を補修する必要がある場合が多い。
・必ず、自身の目で確認し、補修の要否を確認してください。
紙面上ではわからない、臭いや湿り気などを感覚的に感じてください。
・建築確認申請が不要な地域が多く、耐震性能が建てた大工の能力による事が多い。
・必要以上に大きな家を購入しない。
田舎の家は大家族用の家が多く大きな家が多いです。大きな家は、補修の数量も大きくなるので、リフォーム費用も多額となります。
5.まとめ
私の住む、忍者で有名な伊賀市でも、移住コンシェルジュを設けて、移住と空き家の活用を推進しています。
今回は、田舎移住について記述しましたが、注意することは、まだまだたくさんあります。
調べる事も、移住の一つとして楽しんでください。
楽しい田舎暮らしをするために、参考になれば、うれしいです。
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