平屋住宅の間取り 住みやすい間取りを考える
もくじ
・はじめに
・平屋のメリット・デメリット
・平屋間取りの検討
マンション風間取り
和風住宅間取り
ログハウス風間取り
・風水確認
・まとめ
はじめに
最近の木造住宅は、大半は2階建て住宅です。
建築コストや土地面積の事情からです。
そのような状況でも、平屋住宅には、妙な魅力があります。
平屋住宅といっても、間取りは、和風、ログハウス風、マンション風といろいろあります。
平屋住宅の間取りの特徴や、基本事項を検確認しながら、検討をしていきます。
平屋のメリット・デメリット
<メリット>
・バリアフリーにしやすく、上下移動が少ない。
・2階の生活音が無い。
・最低限の部屋数にしやすく、生活しやすい。
<デメリット>
・床面積当たりの建設費が高い
(基礎や屋根の建設費割合が高くなる)
・多くの部屋が必要な場合、広い土地が必要となる。
他にもいろいろあるでしょうが、個人的には、「あこがれるが、お金がかかる」という感覚です。
平屋間取りの検討
<マンション風間取り>
あまり部屋数が必要ではない場合は、参考になる間取りです。
とあるデザイン重視・難解間取り好きの有名な建築家が、「自分が住むのなら、2LDKのアパート」とか言っていた事を思い出します。
確かに狭いスペースで、暮らしやすいように考えられています。
外見も自由にできそうなので、おしゃれな平屋住宅もできそうです。
問題は収納スペースです。
新築一戸建ての場合、納戸や蔵を設けても良さそうです。
屋根裏収納という手段もあります。
屋根裏収納は、床面積の1/2以下の面積で天井高さが1.4m以下である必要があります。
<和風住宅間取り>
和風住宅はイメージ的には、街並み見学等で行く武家屋敷です。
中庭等を設けて縁側(廊下)で各部屋をつなぐことで、部屋数を増やすことができます。
自由度が高くて、恰好が良い家になりそうです。
ただし、土地がかなり広くないと、無理そうです。
更に、建設費と維持費は、そこそこ掛かると思います。
でも、私が今、一番設計してみたい平屋住宅です。
<ログハウス風間取り>
基本的には、大きな部屋にロフトを設けて、細かい部屋が無いイメージです。
本当のログハウスにすると、メンテナンス費用がかなり掛かりそうです。
ただ、軸組構法の家でも、梁などを表すだけで、ログハウス風になります。
間取りも後で間仕切りするなど、変化させやすい事が特徴です。
風水的確認
マンション風間取りは、そもそも、風水的考えが入っていないので、検討対象外です。
ログハウス風住宅も基本的にワンルームに近いので、水まわりの位置検討をメインにします。
和風住宅の場合、気にする人は、検討する要素がたくさんあります。
それが良いかどうかは別にして、水回りの位置や、玄関や蔵の位置などいろいろ検討できそうです。
まとめ
子育て世代の方には、平屋住宅では狭い事がありそうです。
子供部屋などを考えると、どうしても2階建てになります。
子供が独立して、夫婦世帯になった場合は、平屋の小さい家の方が住みやすいと思います。
ただ、新築するのは、一生に一回の人がほとんどと思います。
土地の値段が安い場所では、平屋の家を建てる事も良いと思います。
実際は、いろいろな間取りを組み合わせて、家族の住みやすい家にする事になるでしょう。
間取り検討の参考としてください。